OSCE(客観的臨床能力試験)

 OSCE(Objective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験)とは,学習者がこれまで身につけた臨床技術を客観的に評価するものです。

 OSCEは1975年,英国のR.Hardenらにより開発されて以来,世界的に用いられるようになりました。外国では、医師国家試験、専門医試験等に採用され,現在,日本では、医師、歯科医師、薬剤師の臨床実習前評価の1つとして行われている。理学療法学分野においても、多くの学校で導入されてきています。

 これらの特徴は、ペーパーテストによる評価では,認知領域(知識や理解力等の頭脳の能力)評価は可能であったが、精神運動領域(診察・検査等の技能)および情意領域(態度・習慣などの人間性)は不可能であった。しかしOSCEは精神運動領域,情意領域の評価法として優れています。

 また、OSCEは評価の対象として重要な技能を選択が可能であり、評価法としての信頼性(Reliability)においても優れ、すべての受験者が同一課題,同一条件で取り組むことが可能であり,かつそれが同一の評価基準で評価されるため、標準化ができます。よって,その評価法としての信頼性は非常に高いものです。

 本会では、基本的なOSCEのマニュアルを作成し、その講習会を企画しています。
各学校でできるだけ統一した方法が最もよいと考えますが、現状から判断すると、問題、評価方法などでその方法論を提示します。実際の方法に関しては各学校で実情に合わせてアレンジしていただければと思います。

矢印平成28年度 第1回OSCE講習会(理学療法・作業療法)案内